下肢静脈瘤に対するグルー治療(瞬間接着剤による治療)が新たに健康保険の適応となり、2020年1月より開始します

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下肢静脈瘤に対するグルー治療(瞬間接着剤による治療)が新たに健康保険の適応となり、2020年1月より開始します

2019.12.31

2019年12月から次世代の下肢静脈瘤治療であるグルー治療が保険適用となりました。このグルー治療は、厚生労働省が正式に認可したVenasealクロージャーシステム(以下ベナシール)を用いた治療で、アメリカのFDAに認可された唯一のグルー治療です。治療費はレーザー治療とほぼ同じで、3割負担の場合約4万6000円の自己負担額になります。

グルー治療は、瞬間接着剤を静脈の中に注入してふさいでしまう方法です。瞬間接着剤を使うため糊を意味するグルー(glue)治療と呼ばれています。今までの静脈を焼いてふさぐレーザーやラジオ波治療では、治療した太ももの痛みや皮下出血、神経障害、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)などの合併症がおこることがありました。しかし、グルー治療では静脈を焼かないのでこれらの合併症がほとんどおこりません。また静脈のまわりに広範囲の局所麻酔(TLA麻酔)も必要ありません。そのため、麻酔をする際の痛みが非常に少なく、治療後に麻酔液のしみ出しを防ぐために包帯を巻く必要がありません。熱による神経障害(しびれ)や深部静脈血栓症もおこらないと言われています。さらに、治療後に弾性ストッキングを履く必要がなく、運動や生活の制限がほとんどありません。治療成績も従来の血管内治療と比べて同じぐらい、あるいは良好であると報告されています。

以上、夢のような治療ですが、欠点もないわけではありません。瞬間接着剤によるアレルギー反応がまれですが起こることがあります。

すべての患者様に適応となるわけではありませんので、ご質問がございましたらお問い合わせください。

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