夕方の目の乾き・疲れドライアイかも?原因と対策

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2026.05.07 眼の病気

夕方の目の乾き・疲れドライアイかも?原因と対策

目次

夕方になると目が乾く・疲れる・かすむのはなぜ?

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「夕方になると急に目が乾く」「パソコン作業の終わり頃にかすんで見える」 こうした症状は、単なる疲れではなく 涙の量や質が低下する"ドライアイ" が関係していることがあります。

涙は、油層(マイボーム腺由来)・水層(涙腺由来)・ムチン層(結膜杯細胞由来) の3層で構成され、角膜表面を均一に覆うことで、視界をクリアに保っています。
この涙が不足したり、バランスが崩れると、涙がすぐに蒸発したり角膜の表面が不安定になり、目の乾きやかすみ、ゴロゴロ感といった異物感が出やすくなります。

夕方に症状が強くなる理由

日中のパソコン作業やスマホ使用により、まばたきの回数は通常の約40〜60%まで減少します。 まばたきが減ると涙液が均一に広がらず、涙液層破壊時間(BUT)が短縮し、 角膜表面が露出しやすくなります。

さらに、

  • 長時間の集中作業による涙液の蒸発・疲労の蓄積
  • コンタクトレンズの乾燥による水層の減少
  • エアコンによる空気の乾き
  • 集中作業による目の酷使によるまばたき不全

が重なることで、夕方に症状がピークを迎えやすくなります。
「朝は平気なのに夕方だけつらい」という方は、涙の質が低下している"蒸発亢進型ドライアイ"の可能性があります。

ドライアイの典型的な症状

  • 目の乾き
  • ゴロゴロする異物感
  • 視界のかすみ・見えにくさ(涙液層の乱れによる光学的な不安定)
  • まぶしさ(角膜表面の微細な傷による散乱光)
  • 涙が出る(反射性流涙)
  • 目が重い・開けにくい

「疲れ目だと思っていたら、実はドライアイだった」という方も多く、早めに気づくことが大切です。特に「かすみ」や「見えにくさ」は、角膜表面が不安定になっているサインです。 放置すると眼精疲労や頭痛につながることもあるため、早めのケアが大切です。

ドライアイの主な原因

ドライアイには「涙の量が少ないタイプ(涙液分泌減少型)」と「涙が蒸発しやすいタイプ(蒸発亢進型)」があります。 特に最近は、生活習慣による"蒸発亢進型ドライアイ"が増えています。

スマホ・PCによるまばたき減少

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画面を凝視するとまばたきが大幅に減り、まばたきが浅く完全に閉じない「不完全瞬目」が増えます。これにより、油層が十分に広がらず、涙液が蒸発しやすく、乾燥が進みやすくなります。 特にリモートワークや長時間のデスクワークが続く方は要注意です。

コンタクトレンズの長時間装用

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レンズが涙を吸収することで水層が減少し、角膜表面(角膜上皮)の涙が不足しやすくなります。 特にソフトレンズは水分を保持する性質があるため、乾燥を助長することがあります。
夕方の「レンズが張り付く感じ」「外した瞬間の痛み」は典型的なサインです。

エアコン・乾燥した環境

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空調の風が直接当たると、涙が蒸発しやすくなります。冬場だけでなく、夏の冷房でも同じことが起こります。

加齢や女性ホルモンの変化

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40代以降は涙の分泌量が自然と減少します。 更年期の女性では、ホルモンバランスの変化によりドライアイが増える傾向があります。

マイボーム腺機能不全(油の分泌低下)

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涙の表面にある"油の層"が不足すると、涙がすぐに蒸発してしまいます。 最近は、メイクやまつげエクステの影響でまぶたの縁が詰まり、油が出にくくなるケースも増えています。

自分でできるドライアイ対策

生活習慣を少し見直すだけで、症状が軽くなることがあります。 特に"蒸発しやすいタイプ"(蒸発亢進型)のドライアイは、日常ケアが効果的です。

まばたきを意識する・20-20-20ルール

20分作業したら20秒休み、6m先を見る習慣。 まばたきが増え、涙の安定に役立ちます。
また、意識的に「ゆっくり完全に閉じるまばたき」を行うことで、 油層がしっかり広がり、涙液層が安定します。

加湿・エアコン設定の見直し

湿度40〜60%が理想的。 風が直接目に当たらないように調整しましょう。 デスクに小型加湿器を置くだけでも違いがあります。

蒸しタオルでまぶたを温める

マイボーム腺の油は体温より少し高い温度で溶けるため、蒸しタオルでまぶたを温めることで、マイボーム腺の油が溶けやすくなり、涙液の蒸発を防ぎます。
1日5分程度でも効果が期待できます。

コンタクトの装用時間を短くする

夕方以降はメガネに切り替えるなど、目を休ませる時間を作ることが大切です。 レンズの種類によって乾燥しやすさが異なるため、眼科で相談するのもおすすめです。

画面の明るさ・位置の調整

画面を目線より下に置くと、目が開きすぎず乾燥しにくくなります。 ブルーライトカットも、まぶしさの軽減に役立つことがあります。

市販の目薬と医療用目薬の違い

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ドライアイの治療では、涙液の量・質・安定性 のどこに問題があるかで、 選ぶべき点眼薬が異なります。
「とりあえず市販の目薬を使っているけれど、あまり良くならない」という方は、 涙の"量"ではなく"質"が低下している可能性があります。

人工涙液(乾きの補充)

涙の代わりに潤いを補うタイプ。 軽い乾燥に向いていますが、ただし油層やムチン層の異常には効果が限定的です。

ヒアルロン酸点眼(保湿)

粘度が高く、涙をとどめる力が強いのが特徴です。 コンタクト装用時の乾燥にも使われることがあり、角膜上皮の保護にも役立ちます。

ムコスタ・ジクアス(涙の質を改善)

涙の分泌を促したり、涙の質を改善する医療用点眼。 症状が続く場合はこちらが必要になることもあります。

医療用点眼が必要なケース

  • 市販の目薬で改善しない
  • 夕方のかすみが毎日続く、強い
  • コンタクト装用がつらい・困難
  • 目の痛みがある

こうした場合は眼科での診察がおすすめです。

治療で期待できる改善

  • 乾きの軽減
  • かすみの改善
  • コンタクトの装用感アップ
  • 夕方の疲れが軽くなる

こんな症状があれば眼科受診を

以下のような症状が続く場合は、自己対策だけでは改善しにくいことがあります。

  • 夕方のかすみが毎日続く
  • コンタクトが夕方になると痛い
  • 頭痛・肩こりを伴う眼精疲労
  • 市販の目薬で改善しない
  • 目の痛みや強いまぶしさがある

これらは涙液層の不安定化が進んでいるサインで、早めに相談することで症状の悪化を防ぐことができます。
早期治療が視機能の維持につながります。

まとめ:早めのケアで「見え方の質」を守りましょう

ドライアイは、生活習慣の影響を受けやすい一方で、 適切な治療により改善が期待できる疾患です。

  • 夕方の乾き・疲れ・かすみは涙液層の乱れのサイン
  • 原因は「量」だけでなく「質」「蒸発」にも及ぶ
  • 専門的な検査でタイプを見極めることが重要

症状が続く場合は、早めに尼崎市の兵頭内科眼科・ハートクリニックへご相談ください。

監修医師

  • 兵頭内科眼科・ハートクリニック
  • 眼科医:檀上陽子
  • 大阪市立大学医学部を卒業
  • 所在地:〒661-0001 兵庫県尼崎市塚口本町1-21-5

資格・専門医資格

  • 日本眼科学会 眼科専門医

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