下肢静脈瘤について|なりやすい人・主な原因

下肢静脈瘤・巻き爪

TOP > 下肢静脈瘤・巻き爪

下肢静脈瘤について

足の静脈の逆流防止弁が壊れて正常に機能しなくなることで血液の逆流が起こり、逆流した血液により血管が徐々に拡張されコブ(瘤)のようにふくらんだ状態になり外見上でもわかる病気です。

40歳以上の男女の約9%の人がもっている病気で、推定患者数は1千万人とされ、身近に起きやすい病気の一つです。

  • 下肢静脈瘤の主な症状

    下肢静脈瘤の主な症状

    下肢静脈瘤は血管が膨らむだけでなく、足の痛み、だるさ、むくみ、かゆみ、ほてり、こむら返り、皮膚変色などを誘発させますので日常生活にも支障をきたす場合も多く、早期の治療をお勧めいたします。
  • こんな方は治療が必要です

    こんな方は治療が必要です

    • 年々静脈瘤がひどくなってきている方
    • 静脈瘤による症状で日々困っている方
    • 皮膚に色がついたり炎症、潰瘍がおきている方

下肢静脈瘤になりやすい人
主な原因

下肢静脈瘤は女性に多く、歳を重ねるほど増えていくと言われています。
また下肢静脈瘤には遺伝的要因も影響しています。
両親が静脈瘤だと約90%、片親が静脈瘤だと45%の割合で発症するとされています。

その他の要因

  • 長時間の立ち仕事(美容師・調理師・販売員・教師・医療従事者など)、特に同じ姿勢で長時間の立ち仕事に従事している方では下肢静脈瘤が発症しやすく、進行もしやすい傾向にあります。
  • 妊娠・出産、肥満 妊娠中や出産後に下肢静脈瘤ができる女性も多く、妊娠・出産の回数が増えるほど下肢静脈瘤になる割合が高くなります。

自己診断

このような人は下肢静脈瘤の
可能性があります。

  • 立って仕事をすることが多い
  • 両親共、もしくは片親が下肢静脈瘤
  • 足の血管がこぶのように浮き出ている
  • 足の血管の一部が変色(青や紫)して浮き出ている
  • 足のむくみ・だるさ・痛みがある
  • 就寝中に、足がつることがある
  • 足が重たく感じる

大切なのは早期発見です。
自己診断表のリストの中であてはまるものはありますか?
自己診断してみて気になるなら、
ぜひご相談下さい。

下肢静脈瘤の検査

下肢静脈瘤の検査

当院では主にエコー検査によって診断、治療方針を決定しています

現在の主流である「超音波検査」は、エコー検査とも言われ、脚にゼリーを塗って、超音波を発振するプローブを当てるだけですので、痛みがなく、繰り返し検査を行うことができます。

エコー検査によって、血栓の有無や静脈の逆流防止弁が壊れているかどうかが簡単にわかります。

下肢静脈瘤の種類と治療法

下肢静脈瘤には大きく分けて4つの種類があり、それぞれに対してどのように治療するかで5つの考え方があります。
中でも伏在型静脈瘤(大きな静脈瘤)に対しては、現在は血管内レーザー治療が標準治療になっています。

巻き爪・陥入爪について

巻き爪・陥入爪とは

巻き爪・陥入爪とは

足の母趾(おやゆび)によく見られ、巻き爪は、爪の縁が内側に巻き込まれた状態をいい、ひどくなると痛みを伴います。爪の角が皮膚を突き破って炎症を起こした状態を陥入爪(かんにゅうそう)といいます。原因として爪のケアに対する間違った解釈と靴の選び方などが多く挙げられます。

  • 原因

    代表的な原因は、足にあわない靴を履き続けることや深爪ですが、他にも、足の爪に強い衝撃が加わった場合、打撲、爪が薄い方、柔らかい方などの体質も巻き爪に関係しています。

  • 予防

    爪は短く切りすぎない。
    くいこんで痛いからと、くいこみ部分を爪きりなどで切ると、伸びてきた爪がさらに皮膚へくいこみ悪循環をひきおこします。爪の白いところが少し残るように四角く切るスクエアカットを心がけましょう。また、爪の清潔を心がけましょう。ただし、巻き込みの程度がかなり強い場合や、爪周囲にすでに炎症を起こしている場合は、爪を伸ばすことが困難な場合もありますので、まずご相談ください。

サイズの合わない靴や、ヒールの高い靴はひかえましょう。

女性は、幅の細い高いヒールのくつをはきたくなるものですが、必要最低限の使用にとどめることで、発症頻度はぐんと低くなります。また、ぶかぶかの靴もなかで足があそぶことで、指の先が靴にあたって、つま先に負担がかかり、爪が圧迫され、巻き爪や陥入爪の原因となっていきます。

母趾球ではなく、母趾を使いましょう。

スポーツ選手や、立ち仕事の多いかた、肥満のかたも要注意です。歩くときはなるべくかかとから着地し、趾(あしのゆび)で地面をけるように歩いてみましょう。また母趾とかかとの間の筋肉(つちふまず)を鍛えましょう。

巻き爪・陥入爪の治療法

当院ではフェノール法による手術療法および3TO(VHO) 式
巻き爪矯正技術による治療を主に行っております。

フェノール法

フェノール法とはフェノールという薬品を使って変形している部分の爪が生えてこないように爪母(そうぼ)を部分的に殺すという方法です。処置する時間も短く、当日に帰宅および入浴も可能で5日間もすればガーゼを外しても大丈夫なぐらい楽な処置方法です。しかしながら、爪母を殺していない部分の爪が巻き爪だった部分まで伸びてくる場合も多く、長期的に見ると巻き爪が再発する可能性があります。

フェノール法のメリットとデメリット

フェノール法による治療には以下のようなメリットとデメリットがあります。

  • メリット

    • ほとんどの巻き爪のケースで施術が可能
    • 通院回数が少なくて済む
    • 処置の痛みも少なく、痛みの引きも早い
    • 保険適応
  • デメリット

    • 爪の幅が狭くなる
    • 部分的な処置になるので、再発の可能性がある
    • 麻酔の注射が痛いことがある

フェノール法治療にかかる期間と費用は?

(処置時間) 10~30分
(治療期間) 1週間
(費用) 約5,000~7,000円前後(保険適用)

3TO(VHO) 式巻き爪矯正技術

3TO(VHO) 式巻き爪矯正技術

3TO(VHO)式とは、スチールワイヤーを爪の脇にかけて吊り上げることで皮膚への食い込みを改善する、ドイツ発の矯正術です。爪の成長を正常化し、本来の形状と大きさへと戻します。
爪が伸びるのを待ってワイヤーのかけ直しを行い、ゆっくりと時間をかけて矯正していきますので、痛みも最小限に抑えられます。正常な形状・大きさの爪に戻るまでの期間は、6カ月~1年ほどが目安となります。当院ではライセンスを持った医師が施術します。

3TO(VHO)式 巻き爪矯正術のメリット

  • スチール網装着時に痛みはほとんどありません。
  • 施術時間が短く、個々の爪に最適な力加減で矯正できます。
  • 爪や皮膚に損傷を与えず、通気性も保たれ衛生的です。
  • 抜爪すると爪の形が不自然になりますが、VHO式では本来の形に仕上がります。
  • 施術をおこなった当日から普通に運動や入浴をしていただけます。
  • 日常制限に特に制限はありません。

治療ポイント

治療時間 20~30分程度(1つの爪に対し)
治療間隔 初回の治療から3カ月後に、ワイヤーのかけ直しを行います。
痛み ほとんどありません。
注意事項
  • 巻き爪・陥入爪の重症度により、治療期間は異なります。
  • 感染の有無により炎症を抑える治療が先に必要となる場合もあります。
  • 3TO治療が不向きな場合もあります。
  • 自費診療となります。
リスク・副作用 合わない靴と履き続けることや足爪乾癬治療を行わないなどの原因を除去しない限り、再発する可能性があります。

3TO(VHO)式巻き爪矯正術の
料金(自費診療) 爪1か所につき

  • 初回3TO(VHO)処置:11,000円(税込)
  • 2回目以降の処置:9,900円(税込)

ワイヤーかけ直しの場合も同料金です。

pagetop