下肢静脈瘤
下肢静脈瘤
足がだるい、むくむなどの症状を伴った
浮き上がった血管を入院せず保険適応で治療可能です
このようなお悩みありませんか?
初期段階で、あまり自覚症状はありませんが、放置しておくと徐々に症状は悪化していき、むくみやだるさ、痛み、かゆみなどの症状があらわれます。
さらに悪化すると、潰瘍や色素沈着を起こす場合もあります。
特に高齢女性に多く見られる病気ですが、立ち仕事をしている方や妊娠している方も、なりやすいと言われています。
1つでも当てはまるようでしたら、一度検査することをおすすめいたします。
下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)とは足の血管の病気で、「足の血管がコブになる病気」です。
下肢静脈瘤は良性の病気ですので急に悪化したり命にかかわることはありませんが、足の血流がわるくなるため、足のだるさや、むくみなどの症状が慢性的に起こし、生活の質(QOL)を低下させます。
血管には動脈と静脈の2種類があり、下肢静脈瘤は静脈の病気です。
足の静脈の役割は、心臓から足に送られ使い終わった汚れた血液を心臓に戻すことです。
重力に逆らって足から心臓に血液を送らないといけないため、静脈の中には"ハ"の字型の弁があり、立っている時に血液が逆流するのを防いでいます。
下肢静脈瘤は、この静脈の弁が壊れることによっておこる静脈独特の病気です。
弁が壊れてきちんと閉まらないために下流の静脈に血液がたまり、静脈がこぶ(瘤)のようにふくれてしまいます。また、汚れた血液が足にたまるため、むくみやだるさなどの症状が起こります。弁が壊れる原因には遺伝や妊娠・出産、長時間の立ち仕事などがあります。
下肢静脈瘤は女性に多く、歳を重ねるほど増えていくと言われています。
両親が静脈瘤だと約90%、片親が静脈瘤だと45%の割合で発症するとされています。
立ち仕事
妊娠・出産
遺伝
長時間の立ち仕事(美容師・調理師・販売員・教師・医療従事者など)、特に同じ姿勢で長時間の立ち仕事に従事している方では下肢静脈瘤が発症しやすく、進行もしやすい傾向にあります。
妊娠・出産、肥満 妊娠中や出産後に下肢静脈瘤ができる女性も多く、妊娠・出産の回数が増えるほど下肢静脈瘤になる割合が高くなります。
まれに湿疹ができたり、皮膚が破れる潰瘍ができ重症になることがあります。
このような方は、できるだけ早くご相談ください。
現在の主流である「超音波検査」は、エコー検査とも言われ、脚にゼリーを塗って、超音波を発振するプローブを当てるだけですので、痛みがなく、繰り返し検査を行うことができます。
エコー検査によって、血栓の有無や静脈の逆流防止弁が壊れているかどうかが簡単にわかります。
下肢静脈瘤には大きく分けて4つの種類があり、それぞれに対してどのように治療するかで5つの考え方があります。
中でも伏在型静脈瘤(大きな静脈瘤)に対しては、現在は血管内レーザー治療、高周波治療、グルー治療が標準治療になっています。
当院では神経ブロック、鎮静剤投与にてできるだけ痛みの少ない治療を心がけております。